外壁材の種類で塗装方法・費用は変わる——サイディング・モルタル・ALC・タイルの違い
サイディング・モルタル・ALC・タイルなど外壁材の種類によって、必要な下地処理や塗装費用が変わります。自宅の外壁材別の注意点を解説します。
塗料選びの前に「外壁材」の違いを知っておく
外壁塗装の費用は塗料のグレードだけでなく、外壁材そのものの種類によっても変わる。外壁材ごとに必要な下地処理・目地(シーリング)の扱いが異なり、これが総費用に影響する。
①窯業系サイディング——日本の戸建てで最も多い外壁材
- 特徴:パネルを継ぎ合わせて施工するため、パネルの継ぎ目に「シーリング(コーキング)」が必要
- 塗装費用への影響:シーリングの打ち替え・打ち増しが追加費用として発生することが多い(目安:1mあたり700〜1,200円程度)
- 注意点:シーリングの劣化を放置すると雨水が浸入し、外壁材自体の劣化を早める
②モルタル——継ぎ目のない一体成型の外壁
- 特徴:継ぎ目がない代わりに、経年でひび割れ(クラック)が発生しやすい
- 塗装費用への影響:ひび割れ補修(クラック補修)が必要な場合、下地処理費が増加しやすい
- 注意点:ひび割れの幅・深さによっては簡易補修では対応できず、部分的な下地の打ち直しが必要になることもある
③ALC(軽量気泡コンクリート)——断熱性に優れた外壁材
- 特徴:内部に気泡を含む軽量なコンクリートパネル。断熱性・耐火性に優れる
- 塗装費用への影響:吸水性が高いため、防水性を重視した専用の下地材・塗料が必要になることがあり、標準的なサイディングよりやや費用が上がる傾向がある
④タイル外壁——塗装が不要なケースもある
- 特徴:タイル自体の耐久性が非常に高く、塗装ではなく「タイルの目地補修」や「洗浄」で済むケースが多い
- 塗装費用への影響:無理に塗装するとタイル本来の風合いを損なう場合があるため、まず専門業者に「塗装が本当に必要か」を確認するのが望ましい
自宅の外壁材が分からない場合
新築時の図面・仕様書に外壁材の記載があることが多いが、手元にない場合は現地調査で業者に判別してもらえる。外壁材によって下地処理の方法が変わるため、見積もり時には「どの外壁材にどんな処理が必要か」を明細で確認することが重要だ。
まとめ
外壁塗装の費用は塗料のグレードだけでなく、外壁材そのものの種類による下地処理の違いにも左右される。相見積もりを取る際は、外壁材に応じた下地処理の内容が明細に含まれているかを必ず確認しよう。
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